ヘアサロンの新規顧客を増やす!今すぐできる5つの集客施策

ヘアサロンの新規顧客を増やす!今すぐできる5つの集客施策

皆さんは、どのように新規顧客を獲得していますか?

広告出稿や大手美容ポータルサイトも有効な手段の1つですが、今回は美容室オーナーや広報担当者必見の「今すぐできる新規顧客を増やす方法」についてご紹介します。

お話を伺ったのはWEBマーケティングや集客の専門家である株式会社CS-Cの加藤さん。5つの施策をチェックしていただき、まずはできるところから進めていきましょう。

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「hairstudy」×「株式会社CS-C」の特集コラボ『専門家に聞く!新規集客の考え方』

株式会社CS-Cは、店舗ビジネスに特化したマーケティング企業。美容室の集客コンサルティングを行う「ビューティ事業部」にお邪魔し、約2000店舗の知見を持つ専門家の視点から様々なお話を伺っていきます。

新規顧客の集客が課題のヘアサロンが多数

ーー美容室からの相談で一番多い課題はなんですか?

「新規顧客の集客が課題」とおっしゃる方が圧倒的に多いです。関連して「SNSを活用していきたい」「広告費を下げたい」といったご相談をいただくこともあります。

全国的に美容室の数は年々増え続けているため、同じ地域内で、どんどん競合が増え、1店舗当たりのお客様の数が減ってきています。

その結果、広告の費用対効果が取りにくくなり、新規顧客の獲得に課題を感じる美容室が増えているのかと思います。

また「新規顧客の集客」といっても、人の多いエリアや、そうでないエリアによっても、課題が変わってきますので「自分のお店があるエリアに紐づいた対策」ということが重要になると考えられます。

ーー新規顧客を増やすために、ヘアサロンが取り組むべきことはなんですか?

やはり、私が今さら言うことではありませんが、インスタグラムは外せないでしょう。

美容室のオーナーさんに関わらずスタイリストさんごとにインスタグラムなどを活用してターゲットとなるユーザー層や地域に合わせたブランディングをしながら、集客に成功しているといったケースが増えてきています。

ただ、今はインスタも含め、”これさえやっておけば良いというものはない”と考えております。そこでCS-Cが考える、ヘアサロンが優先して取り組むべき新規顧客を増やす5つの施策をご紹介します。

1.インスタグラムの新機能『地図検索』や『位置情報』を活用
2.毎日のインスタグラム投稿を、ターゲットを決めて広告出稿
3.Google・Googleマップの検索対策『Googleビジネスプロフィール』
4.自社ホームページのSEO対策で流入数をアップ
5.『LINE公式アカウント』でコミュニケーション

繰り返しなりますが、今のWEB集客では「これだけやっておけば大丈夫!」というものはありません。「どれで調べてもお店の情報が出てくる」という状態になることが大切です。

もし、5つの施策を見ていただいた上で「具体的に、どう進めて良いか悩んでいる」という場合には、CS-Cの無料診断フォームがありますのでそちらよりお問い合わせください。

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インスタグラムの新機能『地図検索機能』や『位置情報』を活用

今やヘアサロン業界では当たり前になっている「インスタグラム」。フィード投稿、ストーリーズ、リール動画など、日々アップデートが続いています。

今回お伝えする機能も、最早目新しいものではありませんが、2021年6月にアップデートされた『地図検索機能』をご紹介します。

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(出典:「Instagram、アクションボタンを美容サロン予約にも拡大」Meta, https://about.fb.com/ja/news/2021/11/action_button_beauty_salon/)

地図検索機能は、特定エリア内で投稿された写真やFacebookの情報を使って、近隣の人気スポットを地図上から検索できる機能です。

インスタグラムに投稿されている『位置情報』や『ハッシュタグ』が活用されているフィード投稿の中から、お店や施設などの人気スポットに関する投稿を基に近隣エリアの検索や、店舗に訪れたユーザーのクチコミ投稿を簡単に検索できます。

検索意図が明確なインスタグラムユーザーや、より幅広い年齢層に対して自社や自店舗の正確な情報を効果的にアピールすることができるため、ぜひ活用してみてください。

上記はすでに実践している店舗様も多いかと思います。

ここでCS-Cが最もお伝えしたかったことは、インスタグラムはこういった機能の拡張を続けていくことが予想されますが、新機能に対して、いち早く利用することが重要ということです。

使い初めは、どう使って良いか分からず、様子見をする方が多いのですが、インスタグラム側も新機能を広めていきたいために、すぐに利用してくれるユーザーを優先的に表示していくことが考えられます。これまでの新機能のリリース時はそういったことが見られました。「まずは、試してみる」ということが大切です。

毎日のインスタグラム投稿を、ターゲットを決めて広告出稿

インスタグラムではビジネス用のアカウントに切り替えると『Instagram広告』を活用することができます。

毎日の投稿を広告として宣伝でき、フィード(タイムライン)、ストーリーズなどに写真や動画形式で広告として出稿し、見てほしいInstagramユーザーに対して自然な流れで閲覧してもらうことができます。

Instagram広告は地域、興味関心など精度の高いターゲティングができる点が大きな特徴です。

「お店から半径〇km等」「美容に興味のある人」「30代~40代」などと、お店の欲しいお客様に直接リーチできるようにターゲットを詳細に設定できるため、お店やスタイリストのブランディング構築とも相性が良い広告です。

インスタグラム広告を活用することで、他の集客媒体では出会うことができなかった層をつかむことができるでしょう。

キャンペーンも展開できたり、予算も簡単に設定可能です。他の集客ツールに加え、競合が多くないため、しっかり設定するとコストパフォーマンスの良い広告になります。

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(出典:「Instagram、発見タブにおける広告の提供開始を発表」Meta, https://about.fb.com/ja/news/2019/06/ads_in_explore/)

インスタグラムは国内月間アクティブアカウント数が3300万。大半は若い層と思われがちですが、今や、50代のユーザー数も400万人を越え、20代~50代までユーザー数にほとんど差がなくなってきました。

60代のユーザーは200万程度になりますが、5年後、50代のユーザーの半分は60代になります。そうなると全年代が当たり前にインスタを活用する時代になります。そうなる前に、整えておきましょう。

(参考:「Instagram Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破」Meta, https://about.fb.com/ja/news/2019/06/japan_maaupdate-2/ )

Google・Googleマップの検索対策『Googleビジネスプロフィール』

続いて、無料でできて知名度はあるけれど、しっかり活用できているサロン様が少ないのが『Googleビジネスプロフィール』です。

GoogleビジネスプロフィールはGoogleアカウントを取得すれば、無料で簡単に始めることができます。

「MEO対策(※)」「ローカル検索対策」とも呼ばれるGoogle検索の対策方法の一つで、店舗ビジネスや地域ビジネスにおいては、始めやすい施策の一つです。

Google検索された際に、Googleマップ上に表示され、電話番号などの店舗情報も確認することができるようになります。しかし、多くのサロン様が、基本の店舗情報の入力のみに留まっているため、集客に結びついていない状態です。

口コミを集めたり、投稿機能を活用したり、お店の魅力が伝わるページにすることで、上位表示もされ、集客にも繋がっていきます。

時間とノウハウがあれば、コストをかけることなく対策が可能なため、ぜひ今のうちから取り組んでみてください。

(※)「MEO」とは「Map Engine Optimization」の略。Googleマップを対象とした地図エンジンにおける最適化

自社ホームページのSEO対策で流入数をアップ

集客・ブランディングを目的として自店舗やグループ会社ごとにホームページを開設しているサロン様は多いと思います。

しかし、集客につながっているかというと、あまり実感をされていないサロン様が多いと思われます。どんなにクオリティの高いホームページでも、作っただけではお客様に見てもらえません。ホームページから集客をするためには、まずは見てもらうことがスタートで、それに必要な施策が『SEO対策(※)』です。

(※)「SEO」とは「Search Engine Optimization」の略。検索エンジン最適化

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SEO対策に取り組むことで、サイトへの流入数が増え予約件数の向上に期待ができたり、自店舗のアピールの場としてしっかりと確立することができます。

いくら魅力的なヘアスタイルや店内の様子、所属スタイリストのアピールポイントが書いてあったとしても、誰も訪れないサイトでは意味がありません。

重要なポイントは、「エリア名 カット」「エリア名 子連れ 美容室」などの店舗に関する詳細な情報を表すキーワードを盛り込みながら、ブログ等を活用して最新の情報を更新していくことです。

記事を更新して、検索された言葉に関する情報量を増やしていくこと、これがSEO対策です。お店を検索された時にヒットするワード情報を増やしていきましょう。

「SEO対策をご提案します!」という業者は、山ほどあります。どういったワードで露出をするのが効果的なのか、ヘアサロンのノウハウがあるかどうかは確認しておくと良いでしょう。

もちろん、CS-Cでも丁寧に対応させていただいております。

『LINE公式アカウント』でコミュニケーション

最後にご紹介するのは、『LINE公式アカウント』なのですが、少し発想の転換をしていただければと思います。というのも、これまで4つの新規集客についてお話しをしてきましたが、LINEはリピーター戦略になります。

新規集客を考える時は、呼び込んだ新規顧客を、いかにしてリピーターにしていくのかまでも考える必要があります。リピート率を上げる仕組みがないと、総売上が伸びなくなってしまうためです。

そこで、弊社では新規集客のお話しをする時は、LINEを活用したリピーター戦略までセットでご提案をしております。

LINEで家族や友だちとコミュニケーションを取るのと同じように、LINE公式アカウントなら日常に溶け込みながらユーザーと企業・店舗との接点を作ることができます。

PCまたはスマートフォンを持っていれば、簡単に無料でアカウントを開設可能。

お店の最新情報やキャンペーン情報などのお得な情報を配信して来店促進をしたり、次回の予約に関する情報やご相談、オンラインでのカウンセリングでお客様との信頼関係構築などにLINE公式アカウントを活用している美容室も増えてきました。

大切なことはお客様との接点を増やすことです。前回の施術のお写真を共有したり、自宅でのスタイリング方法についてご連絡したり、新メニューのご案内をしたり、お客様に必要な情報を届けることで、リピート率や来店頻度の向上につながっていきます。

LINEの利用率は圧倒的に高く、友達登録のハードルも低くなっているので、カウンセリングやお会計の際に友達登録を促して、お客様とのコミュニケーションを始めてみましょう。

ヘアサロンの販促費用を無料で診断

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講師:加藤 展康(株式会社CS-C)

Business Promotion div. Manager

美容や飲食など店舗ビジネス全般を取り扱う企業にて2年連続全国1位の営業成績を上げるなど、マネージャーとして約3,000店舗のクライアントを統括。

2019年からはCS-Cにて美容チームのマネージャーを務め、約2,000店舗に及ぶデジタルマーケティングの導入支援を行なってきた。

会社プロフィール

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株式会社CS-Cは、ローカルビジネス(ビューティー、グルメなどの店舗ビジネス)に特化したマーケティング企業として誕生。ハンズオン型コンサルティングで得たデータやノウハウをもとに開発したSaaS型統合マーケティングツール「C-mo」でお店のマーケティングDXを推進している。

会社概要

会社名:株式会社CS-C
代表取締役:椙原健
設立:2011年
会社URL:https://s-cs-c.com/
所在地:東京都港区芝浦4-13-23 MS芝浦ビル12F
事業内容:ローカルビジネスDX事業
・SaaS型統合マーケティングツール「C-mo」
・社外CMO(Chief Marketing Officer、最高マーケティング責任者)「C+」シリーズ

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