suburbiaで10年愛され続ける、外国人風カラーハーフブリーチとは。

suburbiaで10年愛され続ける外国人風カラー”ハーフブリーチ”とは?

外国人風カラーと聞くと、「ブリーチで髪を痛めてしまわないか心配」「技術や経験がないから自信がない」と思う方も多いのではないでしょうか?

オシャレでかっこいい雰囲気がある「外国人風カラー」とは、赤みを抑えることで透明感や立体感のあるヘアスタイルを演出した欧米の方によくみられるアッシュ系のカラーや毛先に向かって自然に明るくなるグラデ―ジョンカラーなどを指し、長年変わらずの人気を誇っています。

今回は、外国人風ヘアのパイオニアである「suburbia(サバービア)」で10年以上愛され続けている「ハーフブリーチ」について、「suburbia(サバービア)」の代表 黒柳 剛さんに解説していただきます。動画では、バレイヤージュ等のデザインではなく、外国人風のヘアカラーの本質を深堀りして学ぶことが可能です。

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講師:黒柳 剛さん(suburbia代表・トップスタイリスト)

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黒柳 剛さんは、都内有名店を経て、オープニングメンバーとして「suburbia(サバービア)」に参加。

ディレクター/トップスタイリストとして培ったセンスで、教育からプロモーションまでマルチに活躍。技術とコミュニケーション力に定評があり、「新規リピート率90%」という記録を達成。

現在は、外国人に憧れる女性たちに鍛錬された職人技で「乾かしただけでキマる」髪形を提供している表参道・青山のサロン「suburbia(サバービア)」の代表として、サロンワークのみならず、「ヴィジュアルのディレクション」「外部講習」「 広告撮影 」など活躍の場を広げている。

外国人風カラー『ハーフブリーチ』の極意

<こんなことが学べます>
・エリア別レシピで作る、ブリーチ不使用の外国人風カラー
・赤みや残留を見極めて、色落ちしても可愛さ持続
・トップ部位の光の当たりと明るさを意識する

エリア別レシピで作る、ブリーチ不使用の外国人風カラー

「外国人風カラー」と聞くとダブルカラーやハイライト、グラデーションなど施術方法はたくさんありますが、黒柳さんのオススメは”ハーフブリーチ”を使ったカラーです。

ハーフブリーチは、明るさよりもグレージュやアッシュ系を好むお客様に提案しやすいカラーで、ライトナーを使って色素を薄くするsuburbiaが商標登録をしているオリジナルメニューです。

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ダメージを半分に抑える初心者向けのブリーチテクニックで、自然光を味方にすることで、通常のブリーチに比べて明るさを抑えるために色持ちが良く、あまり痛みを気にせずにヘアカラーを楽しんでもらうことができます。

赤みや残留を見極めて、色落ちしても可愛さ持続

ダメージ、もともとの色味、カラーやブリーチ等の前回の残留を考慮して塗布エリアを分けていきます。

各エリアごとの日本人特有の赤みを見極め、エリアごとに赤みを打ち消すレシピに微調整していくことがポイントです。

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特に残留部位とのつながるエリアはグラデーションになるように塗り分け、時間をおいて明るさを都度確認していきます。

ポイントになる箇所のみをブリーチするため、全体が金髪になる事はありません。毛先に向かって徐々に明るくしていくグラデーションスタイルに仕上げていくため、色落ちしても可愛さが持続します。

トップ部位の光の当たりと明るさを意識する

毛束を持ち上げたり、毛先を動かして光の当たり具合を見極め、それに対応するレシピに微調整することがポイントです。

頭の丸い部分~頭皮に近い頭部エリアは特に注意して薬剤の量を工夫したレシピを作り、丁寧に塗布していきましょう。

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特に天使の輪ができる頭の丸いエリアは光が当たったときにの明るさが目立ちやすいため、赤みの残っている部分を考慮しましょう。赤みが目立つ際は、アッシュの多い薬剤が効果的です。

どんなスタイルにも共通して言えることですが、その場の仕上がりだけではなく、一度お客様が太陽の下に立った時にできるスタイルや、お客様自身が一度洗ってみた際にできるスタイルを意識していきましょう。

まとめ

お客様の要望を叶えるためには「レシピはこうである」と考えがちですが、どんなスタイルもお客様の髪の毛の状態、つまり素材ありきです。

当日はお客様とのカウンセリングの中でどういう素材なのか見極め、必要なレシピを微調整してしましょう。

赤みに対してどうアプローチしていくべきなのか、エリアごとに明るさがどう見えるのか、毛束を持ち上げて光の当たり具合を都度確認することがポイントです。

動画の本編では使用薬剤についても詳しく解説していますので、ぜひご確認ください。

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