ヘアサロンの新規集客における現状と課題について専門家と考える。
「広告費を抑えて新規顧客を集客していきたい」
「SNSをどう運用していいかわからない」
「新規集客からリピーターにつながらない」
上記のような課題をお持ちの美容室やサロンオーナーの方も多いのではないでしょうか?
そこで、集客に成功したい美容室のオーナーさん・独立を目指す美容師さんなどへ向けて、「hairstudy」×「株式会社CS-C」の特集コラボコンテンツの掲載をスタートします。
株式会社CS-Cは、店舗ビジネスに特化したマーケティング企業。
本特集では、美容室の集客コンサルティングを行う「ビューティ事業部」にお邪魔し、約2000店舗の知見を持つ専門家の視点から様々なアドバイスをいただく予定です。
今回のテーマは「ヘアサロンの集客における現状と課題」について。
是非参考にしていただき、集客やブランディングの糸口としてお役立てください。
目次
広告費を抑えて、新規顧客を獲得したい…そんなお悩みをサポート
ーー株式会社CS-Cは、美容室に対してどのようなサービスを提供しているのでしょうか?
一言で言うと、ヘアサロンのデジタルマーケティングのサポートです。
専門スキル不要で手軽に使えるマーケティングツール「C-mo」の提供や、今効果があるものやこれから効果が出るものを見極めながら、お客様の悩みに対して適正な集客方法を提案し、コンサルティングを行っております。
「新規集客にSNSを活用していきたい」「広告費を下げたい」など、それぞれの課題や、どれくらい集客したいのかをヒアリングしながら、現在使っている広告費用が適性なのかを無料診断させていただき、課題に対する解決策をご提示し、納得のいく形でご契約いただく流れを作っています。
実際にサポートがスタートすると、お店の負担を軽減しながら、課題の解決をはかり、売上の向上をおこなってまいります。
競合店がひしめくエリアでの課題
ーーどのような課題をお持ちの美容室が多いですか?
やはり「新規顧客の集客が課題」とおっしゃる美容室が圧倒的に多いです。
全国的に美容室の数が増え続けているため、同じ地域内で競合が多くなってしまうという現状が伺えます。美容室1店舗当たりのお客様の数が減ってきているのです。その結果、新規顧客の集客に苦戦するサロン様が多くなっているのだと思います。
ただ、新規集客だけに目を向けているばかりでは、この問題は解決しません。このような事態の中で、課題を解決し、売上をアップするポイントは3点です。
まず1点目は、お客様にしっかりと見てもらう・発見してもらうことです。お客様は様々な方法で、たくさんのお店の中から1店舗を選びます。世の中にあふれる様々な検索の仕方をしたときに上位にお店が表示されるようにしたり、SNSでファンを増やしたり、WEB上での露出量を増やし、お客様の目に触れることが重要です。
2点目は、見てもらったお客様にお店を選んでもらうことです。お客様は1店舗だけを見て、お店を決定するとは限りません。いくつかのお店を比較検討した上で、予約をします。お店の魅力をしっかりと打ち出し、この店に行きたいと思ってもらう必要があります。「見てもらうこと」と、「選んでもらうこと」、当たり前のようですが、これらがセットになって初めて来店につながるのです。
そして、3点目は限られた新規顧客を離さないことです。つまり、いかにリピーターにしていくかということになります。美容室が増え続けている以上、1店舗当たりのお客様は今後も減り続けていきます。ですから、来店してくださったお客様をファン化させ、しっかりと囲い込んでいくことが重要です。
ーー美容室にはファンがついてくると思いますが、リピート率の向上は簡単ではないのでしょうか?
継続的なお客様、上位顧客を作っていくためにはSNSやLINEを使用して顧客との関係値を築くことが重要です。
美容室への新規顧客のリピート率は平均30%くらいといわれています。(出典:2019年4月POS Labo「【リピート率】美容室の顧客のリピート率を知る!」)
デビューしたてのジュニアスタイリストの方から、ベテランの方まで、美容業界全体で30%ということは、技術が高くても30%しかないということなんです。
つまり、リピート率を上げるためには、別の対策・仕組みが必要ということなんです。具体的に、当社ではインスタグラムやLINEの公式アカウントの運用を推奨していますが、大切なことはユーザー接点を増やし、いかにしてファンを増やしていくかということです。
ーー次世代の集客方法について教えてください。
そうですね、やはりSNS運用はマストです。
「とりあえずやってみる!」と言うことも非常に重要ですね。
流行り始めのSNSをやってみたり、SNSの新しい機能が出てきたときに、それらを早いうちから活用していくと、その機能を広めたい運営元のニーズとマッチして、優先的に上位表示される場合があります。結果、先行者利益で得をするケースも多いのです。
コンテンツの作成や配信は手間のかかることですが、まずはやってみる、ということですね。
また、SNS集客は新規顧客の獲得にばかり目が行きがちですが、先ほどもお話ししたとおり、ユーザー接点を作るという観点ではリピーター対策にもなるので、切り離せない領域になってきています。
SNS経由での集客に必要なこととは
ーーSNSで集客につなげるには、具体的にはどのような工夫をすればよいでしょうか?
ターゲットを決めて、そのターゲット層にアピールしたい技術を打ち出すことがSNSで集客を成功させる秘訣です。
例えば「似合わせスタイルが得意です」といった投稿があります。
この投稿、実はあまり集客力がない失敗例といえる投稿です。
もちろん店舗のスタイリストの技術が非常に高くないと発言できないフレーズで、パーソナルカラーや薬剤についてしっかりと勉強しているような方が多い美容室だということは業界の人間には伝わってくるでしょう。
しかし、実際のところヘアケアやスタイルの知見が少ないお客様にとっては、どんなスタイルが得意なのかということが伝わりづらい抽象的な表現だと考えられます。
一方で「外国人風パーマ」「髪質改善」「韓国へア」「モードスタイル」という言葉を使っている場合はどうでしょうか?
どういったスタイルを求めているのか、顧客が検索するであろうスタイルのイメージや雰囲気がを想像しやすいですよね。
ターゲット層を決めてから、アピールしていきたい技術や得意な技術を打ち出していくことでより成果を出していくことができるのではないでしょうか。
ぜひ挑戦してみてください!
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次回予告
いかがでしたでしょうか?
次回も株式会社CS-C ビューティ事業部さんにお話を伺い、地域密着型ヘアサロン必見の「新規顧客を増やす5つの施策」をご紹介いたします。
このマガジンは東京発信のメディアですが、関東圏にとどまらず、地元や地域に寄り添う全国各地の美容室のマーケティングをサポートすべく尽力いたします!
ぜひ、第2弾のコラボレーション記事までお待ちください!
講師:加藤 展康(株式会社CS-C)
美容や飲食など店舗ビジネス全般を取り扱う企業にて2年連続全国1位の営業成績を上げるなど、マネージャーとして約3,000店舗のクライアントを統括。
2019年からはCS-Cにて美容チームのマネージャーを務め、約2,000店舗に及ぶデジタルマーケティングの導入支援を行なってきた。
会社プロフィール
株式会社CS-Cは、ローカルビジネス(ビューティー、グルメなどの店舗ビジネス)に特化したマーケティング企業として誕生。ハンズオン型コンサルティングで得たデータやノウハウをもとに開発したSaaS型統合マーケティングツール「C-mo」でお店のマーケティングDXを推進している。
会社概要
会社名:株式会社CS-C
代表取締役:椙原健
設立:2011年
会社URL:https://s-cs-c.com/
所在地:東京都港区芝浦4-13-23 MS芝浦ビル12F
事業内容:ローカルビジネスDX事業
・SaaS型統合マーケティングツール「C-mo」
・社外CMO(Chief Marketing Officer、最高マーケティング責任者)「C+」シリーズ