dakotaEvans豊田章一朗

上京1年でフォロワー2万人増。dakota Evans豊田章一郎から学ぶインスタグラムブランディング

今回お話を伺ってきたのは、東京・渋谷にある女性の魅力《色香》を最大限に引き出すサロン dakota Evans(ダコタエバンス) の店長 兼トップスタイリストとして活躍する豊田 章一郎さん

豊田さんは、約9年間務めた奈良県のヘアサロンでは当時数千人を超える顧客を抱えていましたが、満を持して東京へ。顧客0から東京でのキャリアをスタートし、2ヶ月で指名売り上げ320万円、半年で500万円。インスタグラムも2万人増を達成して、上京2ヶ月でトップスタイリストとなりました。

ヘアスタイリストの集客ツールがインスタグラムへと移行している今、豊田さんの考えるヘアスタイリストのインスタグラムブランディングというテーマでお話を伺ってきました。

奈良から渋谷へ。SNSを起点にトップスタイリストとして成長

ーーはじめに、豊田さんがインスタグラムを始めたきっかけについて教えてください。

もともと関西にいたころは大型店舗で勤務していまして、そこで25歳頃にインスタグラムをやり始めました。当時はインスタグラムをやっている人がそれほど多くなくて、SNSでのブランディングや集客が主流ではなかったこともあり、効果が出たのはインスタグラムをはじめて3年が経ったころでした。

その後、ある投稿がブレイクしたことから少しずつフォロワーが増え、フォロワーから「東京でもできますか?」といったコメントやDMが入るようになりました。

この時のフォロワー数は約1.8万人くらいで、「これなら東京でも勝負できるかもしれない」と東京への意識が芽生えました。「センスを磨いてみたい」「もう一度自分の力を一から鍛えたい」といったような思いと、「一度は関東に進出してどれくらい通用するのか試してみたかった」という両方の気持ちを持ち始めていたと思います。

ーー東京を意識するようになってからは、どのようなことをされていましたか?

東京で働くオーナーやスタイリストから話を聞いてみたいと思い、いくつかインスタグラムで気になるサロンを探してから直接インスタグラムのDMでアプローチしました。

特に今は、オンラインでの予約やDMでの顧客とのコミュニケーションが主流となり、会いたい人に直接メッセージができて、一人でも会いに行きやすい時代だと思います。
もしこれから上京したいと考えていたり、憧れの人にこの技術を教わりたいという本気の思いがあれば自らアクションし、まずは直接DMできますよね。

私がsalon dakotaと出会ったのもインスタグラムのDMでした。

いくつかのサロンとお話しする中で、現オーナー小谷の人間性に惹かれて、直感で「上京するなら、挑戦するなら今だ」と思い、ここで働くことを決めました。

豊田流のインスタグラム運用術とは?

ーー上京後の「顧客ゼロでスタート」した頃は、どのように集客をされていたのでしょうか?

当時の私は、関西のお客さんを全員おいてここへ出てきたということもあり、顧客ゼロでのスタートでしたね。

サロンから提示された課題が「予約を埋められるだけ埋めること」だったので、私の場合はインスタグラムに注力しました。

「東京で予約できます」「渋谷にてスタイリング可能です」と告知をし続けて、初月から予約1列の満席を達成できました。

dakota_toyota_instagram

参考:Instagram @toyopett プロフィール(2021年12月現在)

ーー毎日のインスタグラム投稿から、どのように集客へつなげたのでしょうか?

フォロワーが増えていくごとに、投稿スタイルをより戦略的に考えるようになったと思います。それは上京してからも一緒です。

「これが流行るかな」「次にはやるものはこれかな」といろいろと模索しながらフォロワーを増やしていきました。フォロワーのニーズに答えるスタイルやアレンジノウハウをコツコツと投稿していき、インスタグラムでのブランディングは順調に進んでいきました。今以上に必死に当て続け、少しずつフォロワーは増えていったのかなと思います。

そこから集客につなげるためには、フォロワーを増やしたいという思いだけではなくて「顧客を増やしたい」「売上に貢献したい」という点を忘れずに、特に顧客満足を意識してインスタグラムを運用していました。

ーーインスタグラムでのブランディングで実際に取り組んでいたことについて教えてください。

インスタグラムの投稿は、機能ごとに役割をつけています。

スタイリング・ヘアケアのおすすめ商品特集 etc.    ⇒ フォロワー
ショートボブ・ボブスタイルの良さを伝える写真 etc. ⇒ 新規顧客
感度が高い投稿、技術やスタイルを見せる動画 etc.  ⇒ 美容師、美容学生

新規のフォロワー、新規のお客さん、美容師さんのそれぞれをターゲットにして見せ方を切り分けてインスタグラムを運用しています。

また最近のサロン関係者のインスタグラムではテキストで伝える投稿を目にすることが増えたため、ビジュアルで伝えることを重視した投稿を意識しています。

参考:Instagram @toyopett 「ボブの印象の違い」(2021年1月22日投稿)

ブランディングだけではダメ。絶対に忘れてはいけないこと

ーー最後に、ぜひ読者の方に向けてコメントをお願いします。

上京当時から「東京は甘くはない」と思っていましたし、実際埋もれてしまう人も多いと思います。

私自身は今でも休みの日にはウィッグを切って技術向上に注力し、知識を身に着けるために自らセミナーに参加して積極的に行動しています。

またお店をまとめるという立場から考えると、流行りのインスタグラムでのブランディングに注力するだけではなく、スタイリストとしての技術に対する積極性が重要ではないでしょうか。そもそもヘアスタイリストは、カットが上手にできなければ意味がないです。

スキルアップを目指しつつ、新しく挑戦したいスキルや自分自身が好きな事を軸にモチベーションを維持することも大切です。特にいまはSNSが飽和していることもあり、本気で両方を頑張ってほしいです。

dakota Evans 豊田 章一郎

dakota Evans toyota

大阪の専門学校出身。関西で9年間サロンワークし2019年2月よりsalon dakotaへ。入社2ヶ月でフォロワー2万人増、指名売上320万円を達成し、top stylistへ。

現在はdakota Evans(ダコタエバンス) の店長兼トップスタイリストとして年間4000人以上担当する。

インスタグラム(@toyopett)のフォロワーは、約6.7万人。得意とする「#首が綺麗に見える前下がりボブ」「#鎖骨がきれいに見える前下がりロブ」をはじめ、サロンスタイルやスタイリング動画を高頻度で投稿。ファッション、ライフスタイル、トータルバランスを考える提案で、サロン関係者や美容学生からも注目を集めている。

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