メンズのクセ毛を活かす!清潔感のあるツーブロックショートの作り方
お客様のクセ毛をしっかりと把握し、 自宅でも扱いやすくデザイン性の高いメンズヘアカットについて、代官山にある美容室「liike(リーケ) 」のディレクターを務める内藤 隆介さんに教えていただきます。
今回のモデルさんの場合は、緩めのウェーブ感のある髪質ですので、ワックスなどをつけるだけでニュアンスパーマのような質感を出すことができます。
横に広がっているクセ毛を収めつつ、より清潔感も出すことができる「ツーブロックスタイル」で似合わせカットを行っていきます。
目次
講師:内藤 隆介(liike ディレクター)
都内のヘアサロンを経て2009年に代官山の美容室「Liike(リーケ)」へ。サロンワークを中心に、撮影やセミナー、講師等、多岐にわたり活動。
ショートからボブのカットや似合わせに定評があり、クセ毛ヘアのお悩み・ダメージヘアのお悩みに対して確かな技術を提供。ファッション・気分・ライフスタイルに合わせて扱いやすくデザイン性の高いスタイルを得意としている。
シンプルなベースカットとクセを活かした質感調整
<本編では、こんなことが学べます>
・ツーブロックの収まりの良いウェイトバランスの決め方
・生え際のカタチに影響されないシンプルなベースカット
・クセを生かしやすくする質感調整のやり方
収まりの良いウェイトバランスを意識する
サイドのボリュームを落とすツーブロックでは、カットする位置を間違えると上部と横の毛は浮きやすい傾向にあるので気をつけましょう。
また、髪の毛が伸びてきた際にボリュームが出すぎてバランスが悪くなってしまわないように、カットする位置や長さを意識して進めていくことが重要です。
生え際のカタチに影響されないシンプルなベースカット
後頭部は、放射状に縦スライスでグラデーションを入れていき、サイド・トップにはレイヤーを入れて、それぞれ角を落として丸みを作っていきます。
ボリュームを出したい部分を意識して、引き出し方やガイドを工夫していきましょう。
今回は、前髪に重みを残したいのでモヒカンガイドでフロントから切っていきます。
ドライカットによる質感調整
ドライ後の質感調整では、まず刈り上げ部分とその上の部分との境目に角が出てくるのでカットしていきます。
次に、重い毛束を根本から軽くします。手櫛を通した際に指が引っ掛かる部分があれば、そこを中心に板状に引き出して髪の密度(透け感)を見極めて根本から落としていきましょう。
中の重い部分をセニングで取ったら、最後にアウトラインの重さの調節をしていきます。
毛先に重みが残る場合は、チョップカットで落としていきます。
まとめ
本編では、横に広がるクセ毛を抑えるための毛の引き出し方やガイドについても、より詳しく説明しています。
お客様の納得のいくスタイルを提供できるよう、クセ毛でもおしゃれで清潔感を出すことができるツーブロックのカット技術を身に着けて、スキルアップを目指しましょう!